今日の手術看護認定看護師に期待されていること

手術医療において医療者が専門的な能力を発揮できるマネジメント能力が望まれています

チーム一人一人が活躍できる環境づくりを

手術手技の高度化や医療機器モニタの進歩に伴い、近年の手術医療における手術看護認定看護師へのニーズも多様化しています。患者さんの満足度を高めるためには、安全・安楽、倫理的な配慮が求められます。

そのなかで手術を受ける患者さんへの看護師の役割は、患者さんが主体的に手術を受けることができるようにその適応をサポートすることです。

患者さんの手術に対する主体的な意思決定とその行動は、術後の回復過程に大きな変化をもたらすことは広く知られています。

現在、手術看護認定看護師の多くは、術前・術後訪問を実施しています。術前訪問では、患者さんの病気の受容過程を支援し、非日常的な体験である手術へ向けて、身体面、心理面からアセスメントします。

手術中の患者さんは完全に受け身で、生命を医療従事者に委ねる形になります。手術看護認定看護師は、このような患者さんの擁護者であり、常に患者さんにとって最大の利益を考慮して看護を実践します。そして、術後訪問では、自らの実践した看護が適正であったかかどうかの評価を行います。

一方、麻酔科医師は、外科的に加えられる生体侵襲を最小にするため、生命維持機能を抑制し、患者さんの身体を管理し、生命力の消耗を最小にしています。そして、外科医師は、身体に生じた病的な変化に対処します。

このように、手術医療は、それぞれの専門性を生かし、その能力を発揮しています。手術看護認定看護師は、それぞれが専門的な能力を発揮できるようなチームマネジメント能力を向上させることが期待されています。

手術看護認定看護師は、明確な看護計画、患者さんが目標を達成するために役立てられる看護行動を提示していく必要があります。看護過程のアセスメントの段階の知識はパターン化されやすく、患者さん一人一人の個別性は手術室内の慌しさに忙殺されて中途半端になりがちです。しかし、患者さんの個別性を踏まえた看護過程の理解は、質の高いケアや手術看護実践において重要となります。

また、手術を受ける患者さんの環境は、外来、病棟、手術室と治療の場の変化と共に、かかわる看護師も違ってきます。患者情報の共有は手術看護認定看護師が中心となって、手術看護を外来・病棟看護師へ伝え、継続した看護が実践されるように働きかけることも期待されています。

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