周術期の事故とは?

事故防止には医師や看護師のほかすべての医療チームの連携が重要

清潔環境の問題などにも注意

周術期の事故とは、手術治療を目的とする患者さんに対して、術前・術中・術後を通して、手術に関連する術前処置から術後完治するまでに、患者さんの心身に対して起こるインシデントおよびアクシデントのことをいいます。

手術は患者さんに麻酔や侵襲を与えることになり、常に生命の危険がつきまとうものです。そのため、手術が安全に終了し、患者さんが麻酔や手術の侵襲から回復するまで予断を許しません。

一方、近年では"切らない外科"として低侵襲手術がいろいろ工夫されています。しかしながら、生体へ何らかの侵襲が加わることには変わりありません。

手術環境としては、より安全な環境のなかで実施されなければならず、一般の病室とは区別した清潔区域で行われます。また、多くのME機器や手術器械・器具・特殊医療材料を必要とします。それらの適切な準備や用途に合わせた使用は、手術内容に影響します。

準備や整備は、医師や看護師の業務だけでなく、臨床工学士や滅菌業務担当者の役割となっています。このように、周術期においては医師や看護師のほか、手術に関わる医療チームメンバーそれぞれが重要な役割を担っています。そして、その役割の裏には、常に事故を起こしやすい要素が含まれています。

周術期の事故は手術そのもの(手技や手術の内容など)のアクシデントのみならず、手術施行上の最低条件である清潔環境の問題や、手術に使用される医療機器・器具が常に最良の状態に整備され、医療材料が適切に使用できる状態であるか否かなども関係しています。

また、そこに携わる医療チームの連係プレーが悪いと、インシデントを大きなアクシデントにしてしまう大きな要素となることになります。

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